一時代を築いたダートの王【スマートファルコン】
現役時代の成績 日本通算【34戦23勝】
【主な勝ち鞍】東京大賞典 帝王賞 JBCクラシック
【代表産駒】オーヴェルニュ リワードアンヴァル タイサイ
2歳7月、東京ダート1600mでデビュー。重馬場だったが後続を寄せ付けない強い競馬でのデビュー戦だった。その後2回ダートを使って芝に転向。そこでは後方からの競馬で見事に勝利し、クラシックを目指すことになった。
しかし、共同通信杯、アーリントンカップと結果を残せず、押して出走した皐月賞でもしんがりとなる結果となり、やはりダートの適性を活かす戦略を取ることになり、ジャパンダートダービーに出走し2着と好走。
その後は本格的にダート路線を進み、白山大賞典を始めダート重賞を歴戦。大きな大敗もほぼ無いまま、帝王賞、ダイオライト記念、JBCクラシック、東京大賞典、川崎記念など多くのタイトルを勝つことになった。脚質は逃げ、いつも先頭を走り誰しもその影だけを踏むにとどまったのだった。
スマートファルコンの産駒を芝で使うことはそもそも少ないので今回は割愛する。得意なのはもちろんダート。競馬場別では小倉競馬場での戦績がトップクラス。他には京都競馬場・阪神競馬場・函館競馬場・福島競馬場での複勝率がそれぞれ2割を超えている。
前走からの距離変更だが、距離の短縮も延長も苦にしない柔軟な走りを見せている。馬場の適性だが、父同様、重馬場ほどよく走る。特に勝率において不良馬場で1割を超える結果となっている。
頭数は少ないが毎年2桁程度の馬がデビューを果たしており、今後も注目の種牡馬だ。